オクラ、ツルムラサキ、モロヘイヤ

CC'Cooking Training
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夏野菜の威力
オクラ、ツルムラサキ、モロヘイヤ
①アミノ酸含有量
②カルシウム含有量
③βカロテン(ビタミンAの前駆体)と
 ビタミンA含有量
④ビタミン類ほぼ全般の含有量
CC’TEIKEI情報
モロヘイヤ生食や一度に多食にご注意!
モロヘイヤは生食はおすすめしてません!
気を付けて!
農林水産省の情報をもとに、毒性について確認しましょう。
モロヘイヤの毒性と症状
モロヘイヤに含まれる毒は「ストロファンチジン」と呼ばれるもの。
このストロファンチジンには強心作用(心筋の収縮力を高める働き)があり、
少量でも人体に入ると、めまい、動悸、吐き気などの症状が見られ、場合によっては
心不全(心臓が止まること)を引き起こすこともあるといいます。
次に、ほうれん草と同じくシュウ酸が含まれています。
シュウ酸はカルシウムイオンと強く結合する性質(劇性)があり、体内に入るとアシドーシスに
傾いた血液中でカルシウムと結合して結石などを生じます。このため毒物及び劇物取締法により
劇物(毒物ではない)に指定されているのす。大量に摂取すると尿路結石などの副作用を
引き起こします。尿路結石は、尿路にシュウ酸の結晶が集まった石が形成される病気です。
強い痛みを伴ううえ治療しても再発率が高く、食事などで予防することが推奨されています。
シュウ酸は茹でると水に溶け出す性質があるため、下茹でしてから料理すると安心です。
茹でたあと水にさらし、えぐみがなくなっていることを確認してからスープや和え物などに
利用しましょう。
毒性があるのは種や茎など
モロヘイヤの毒性は「成熟した種子」に最も多く含まれており、成熟途中の種子や成熟した種子のサヤ、成熟した枝葉、発芽後したばかりの若菜にも含まれていることがわかっています。
一方、スーパーや八百屋などで手に入るものは、収穫期を限定、いわば、幼生出荷されており、葉・茎・根には毒性が含まれていないとみてよいでしょう。
家庭菜園のモロヘイヤは要注意!
先述のとおり、店頭に並ぶ食べ頃のモロヘイヤの葉や茎は毒性を持っていないので安心して食べることができます。
しかし、モロヘイヤを家庭菜園している場合は注意が必要です。
収穫期の葉や茎は基本的に安全だが、収穫時期が遅れた葉や茎には毒性が含まれている可能性が
あるからだ。また、家庭菜園をしている場合にはサヤ・種が混ざると危険である。絶対に食べないように注意しよう。
残念なことですが、生産者さんがこれらの事実をご存じ無く、黄色い花がついたもの、大きく長けた物を回してこられることがあります。
栄養素が豊富、それは、同時に、
「その豊富な栄養素を守るシステムも健在」ということ、むやみに恐れること無く、正しく調理、美味しく頂きましょう!

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