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Genetically appropriate Diet情報
時間栄養学より②
昔の「朝は排泄の時間、そもそも朝ごはんは不要」という考え方は誤り?
朝食を抜くこと、朝食を軽く済ませること、あるいは起床直後の活動を控える「朝の排泄・休息優先」的な考え方について、時間栄養学を基盤とする疫学的研究は次のような示唆を出しています。
朝食を抜く/朝食が遅れると、肥満・血糖コントロール悪化・代謝リスク上昇と関連するという研究があります。例えば、「Chrono-nutrition: Is meal timing important?」では、「朝食欠食(breakfast skipping)は肥満と関連」などが指摘されています。
また、レビュー “The present and future of chrono-nutrition studies” によれば、「朝・昼・夜の栄養摂取タイミングが、生活リズム・代謝と結びついており、朝ごはんを摂る・規則的に摂ることが、生体時計のリカバリーに有効」という記述があります。
ただし、「朝ごはん絶対に必要」という確定的な結論はありえません。タンパク質量や総摂取量、個人の特質、クロノタイプが朝型か夜型か?、活動量などで変る、つまり、遺伝子的特徴と生活形態によるとも言われています。
従って、「昔の考え方(朝=排泄・朝ごはん不要)は、時間栄養学の観点から疑問視されている」あるいは「訂正されつつある」のです。



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