時間栄養学より① 2025/11/9

CC'Diet Seminar
For Cultural Creatives
Genetically appropriate Diet情報
時間栄養学より①
時間栄養学の観点から「朝は体内時計を整え、社会的&文化的時間に合わせる時間帯」である
科学的根拠
体内時計(概日リズム : circadian rhythm)が、食事のタイミング・内容・身体代謝に影響を与えるという研究が進んでいます。例えば、
レビュー “Chrononutrition: Circadian-rhythm and personalized nutrition” では、「栄養入力が体内時計(末梢臓器のクロック)を調整しうる」「反対に、食事タイミングがずれると代謝リスクが上がる」ことを指摘しています。
また、「食事/絶食サイクル(feeding/fasting cycle)が末梢臓器のクロックを同期させる」ことが、肥満・2型糖尿病など代謝疾患リスクと関連しているという大規模データもあります。
「朝・昼など昼間の活動期に食べる方が、夜遅くに食べるよりも代謝面で有利である」という一般的なガイドもあります。例えば 、『Unlocking the power of chrononutrition(時間栄養学の力を引き出す)』 では、「早めに食べる=代謝マーカーが改善」など。
これらを踏まると、朝の時間帯に「体内時計(生体リズム)と社会的時間(起床・朝食・仕事開始など)を整える」という観点は、時間栄養学の文脈で十分根拠を持って語り得ます。

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